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夏休みが終わる前に終演報告

執筆者の写真: Yoshio NakayasuYoshio Nakayasu

あっという間に8月末になってしまいました。

毎日冷房のかかった部屋にこもっていますがみなさまいかがお過ごしでしょうか。

前回のブログからの出来事をちょこちょことご報告。


7月16日、浜松での演奏会を無事に乗り越えました。



終演後の樹里さんとの2ショット。

ドビュッシーの「ビリティスの3つのうた」、ラヴェルの「博物誌」の歌曲集2つに加え、出来立てホヤホヤの拙作、種田山頭火の随筆による「水」を楽しく演奏してきました。

久しぶりに新曲発表ということでどんなテキストを選ぼうか、その段階でもなかなか悩んでしまいましたが。

ドビュッシー・ラヴェルの歌曲集ともに、散文詩に音楽がついた、どちらかというと語り掛ける歌曲だったので、かねてより曲を書いてみたかった種田山頭火の随筆から選びました。こちら青空文庫から読めます。↓



山頭火の俳句はポッと口から生まれて出たような素直な句ばかりで、結構好きで大学生の時にも句を集めていくつか曲を書いていました。

随筆の内容は禅宗の教えを提示、過去に詠んだ句とともに省み、現在の在り方をこんこんと語る、といった具合です。

詩ではないけど詩的な語句の使い方、まとまりがあり、凛としたメッセージがあって惹かれています。

でも曲を書き始めて数日で、しかも3分の2くらい書き上げるまで、テキストの変更を考えていたことを告白します。

リズム感があるようで、でもやっぱり韻文とは違うリズム。特に喋り口調のリズムに寄せたかったので、ともすると拍子感とかみ合わなかったりが難しい。

そしてものすごく悩まされた、曲としての構成の問題。どこに頂点をおいたらいいのか。

句の部分は歌い上げたかったので~と書いてみて、逆に浮いてるんじゃないかという不安も…

発表するまでも悩みは尽きないものですが。まぁ楽しく演奏できたのでヨシ。

再演する機会があればいいけど、手直しは加えるんだろうな…



さて、その後東京に戻り、試験三昧。学生の方が大変ですけどね。

それから採点業務をしつつ、夏季受験講習会での講義。

今回も楽典と視唱の担当でした。

楽典の授業には以前お世話になっていた方のお弟子さんが私の担当クラスにいらしてたということで。すごいなぁ、縁がつながる。


そして夏休みですね。ものすごい解放感。

お盆前後は実家に帰って、甥姪のお世話に明け暮れました。

1度6歳の姪っ子と寝た夜があるのですが、姪っ子に

「結婚しないの!?子供ほしくないの!?いとこいっぱいほしいから早く結婚して!次に会うときには結婚しててね!」

と攻め立てられ地味にダメージを…子供って残酷…

やんちゃ坊主の甥っ子は寝に行ったと思ったらしばらくして戻ってきて、「怖い…」とメソメソしてしているうちに私の腕の中で寝てしまったという、鼻血が出そうなくらいかわいいエピソードもあるので、よかったら会ったときに詳しく話を聞いていただきたいと思います。


それで東京では基本は冷房のかかった部屋で引きこもりですね…

せっかくなのでピアノをゆっくり練習しています。

久しぶりにゆっくりバッハの平均律を弾いたり。集中力がすごくあがります。

ラフマニノフの前奏曲を弾いたり。朝から重苦しい曲を弾いて申し訳なく思いつつ。

漫画を読んだり、ゲームをしたり…

と言いつつ、ありがたいことに演奏や編曲の仕事が舞い込んでいるので、夏休み中に負担を軽くしようと少しずつこなしています。

オペラの伴奏を頼まれているのでスコアとにらめっこしたり。オケの音がするように試行錯誤ですね。


といった具合に充実した夏休みを送り、気づけばもう残り一週間。

ぼちぼち授業の準備も始めつつ、残りも楽しもうと思います。


そして最後になりますが






新しくゲットしたディグダとワニノコです。

置くスペースがないのでいまだ袋の中に放置していますが。

夏休みの目標の断捨離が全然できていないので、彼らのスペースのためにもなんとか始めないとですね…

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